永遠なんてないと思い知った2018年の話

ELLEGARDENのツアーファイナルに参戦した感想を書き出したら9000字を超えた卒論オタク、勢いでブログを開設してみました。各オタ活直後、必ず気持ちが溢れてメモ帳にぶわぁって書き出したりしてるのでそれを今後ここに残していこうかなぁと思っております。需要なんてもんはないので完全に自分の思い出です。

とりあえず記念すべき初投稿は今年わたしにとって衝撃的だったふたつのことについて書いてみたいと思います。

わたしの今年1年の年表を作るとしたら、大きな出来事として書かないといけないことがいくつかあります。その中のひとつが"渋谷すばるのジャニーズ退所"、そしてもうひとつがELLEGARDENの復活"。もちろん就活云々のこととか、初めてジャニ勉の番協に行ったこととか、初めてエイトのライブに行ったこと、超新星のメンバーがみんな帰ってきたこととかいろんなことが入ってくる(改めてオタ活のことしかない)。

このふたつの2大トピックのわたしの中の共通点は"永遠なんてない"と改めて実感した点にあります。

去年の春に突如としてエイト沼に飛び込んだわたし。すでに今年のツアーは遠征含めて4公演入る程のめり込みました。エイトを好きになってからまだ1年と少し。留学中からDVDをとにかく見漁って、昔の雑誌とかに載ってる彼らの言葉を読み漁って、エピソードをネットでひたすら漁って、"7人の関ジャニ∞"に永遠を感じていました。

だから、すばるくんが関ジャニ∞を辞めることがフライデーに載ったとき(理由がバラエティのノリについていくのが嫌になった、というものだったから余計に)アホやな、って思った。そんなこと有り得るわけないと思ったし、正直、すばるくんに限ってはいちばん無いとすら思った。

元気コンのオーラスで大倉くんが腸閉塞になって参加できなくて、急遽6人でステージに立ったエイト。MCでぽろぽろと涙を流すすばるくんの姿を見て関ジャニ∞を辞める選択肢を選ぶような人だとは思えなかった。

忘れもしない2018年4月15日。

午前9時半ごろに届いた、"メンバーから大事なお知らせ"という文字と11時になったら公式HPを見て欲しいということ。この1時間半、どうやって過ごしたのか、覚えてすらいない。11時になって、すばるくんの決意を読んでも、信じられない気持ちと、信じたくない気持ちでいっぱいだった。嘘だと思ったし、盛大なドッキリであってほしいと思った。東京にいる友達から電話がかかってきて、ふたりで何時間も泣いた。

"ELLEGARDEN細美武士"に12年間会えずにいるわたしは、ついに好きになった"7人の関ジャニ∞"にも会うことが叶わなかった。

すでに発表されていたこの夏のツアーだけでいいからすばるくんも参加してほしかった。すばるくんの姿を一度でいいから見たかった。あの歌声が聴きたかったし、すばるくんが名づけてくれたeighterという名前をすばるくんが叫ぶのをこの耳で聴きたかった。

今でもすばるくんへのなんで?は尽きないし、6人を応援する気持ちを固めた今でもすばるくんが好きな気持ちは変わらない。

7人で最後に歌ったLIFEで亮ちゃんが泣いて、次の日のブログで「永遠なんてない」と気がついたと書いていた。掛け持ちしていたNEWSを抜ける決断をした彼は、関ジャニ∞を抜ける決断をしたすばるくんを見送って、今の関ジャニ∞を引っ張って行ってる。

永遠がないことなんて人は誰だって知ってるし、「失ってから気がつく」なんて、ベタなことはしたくないのに、結局わたしたちは失ってからじゃないと何も気がつけないんですね。

たった1年でここまでのめり込んでしまった自分のオタク気質を恨みつつも、結局わたしはエイトを好きになったことを一度も後悔することなくこうやって今もオタクを続けています。永遠なんてないって知ってからもオタクを続けてしまうの、最早なんでかわからないけど、エイトがイッツマイソウルで「惚れたもんだから仕方ない」って歌ってて、結局はそれなんだよなぁって妙に納得した。エイトが好きだし、紛れもない丸山担だけど、ひとりひとりのことも大好きだし、今までの全てを引っ括めて関ジャニ∞っていう概念というか、枠そのものが好きなんだと思う。

そして2018年5月10日。いつか来て欲しいと願っていたその日は思ったより突然やって来て、ただ呆然とするしかなかった。実感なんて沸かないのに、ただ涙が出てきて、みんながおめでとう、って言ってくれるのがとても嬉しかった。クエストに入った時からずっと細美さんが好きだと言い続けて、エルレバンドも何個か組んでたから(A5ランク細美武士定食、とかね)わたしにエルレのイメージを持ってくれてる人がいるのはわかるけど、小中の同級生、高校の同級生も連絡をくれて、わたしってこんな長い間細美さんが好きだったんだ、って改めて思いました。

わたしがELLEGARDENを初めて聴いたのは動画のBGMに使われていた「Acropolis」だった。好きになってからはこの曲が特別メジャーな1曲というわけでもないと知る。それでも、当時のわたしにとって衝撃的なかっこよさで、気がついたらELLEGARDENで検索をしていた。アルバムを全部かりて、walkmanに入れて毎日聴いた。中古のDVDも買った。初めて見るライブDVDを見た感想は、正直「ライブハウスって怖い」だった。

この時のわたしは小学5年生だった。ライブハウスなんて行ったこともないし、ライブハウスに対するイメージは最悪だし、ライブに行こうなんて考えは少しもなかった。そうこうしているうちに、2008年9月7日を迎えて、ELLEGARDENは活動休止した。

わたしにとってELLEGARDENは活動休止している期間の方が長いし、そもそもライブに行くイメージが掴めないまま、幻のような存在となってしまった。

だから、わたしにとってELLEGARDENはむしろ"活動休止している状態"こそが永遠なんだと思ってた。

「これが最後じゃないからね」細美さんのその一言だけを頼りにしながら、先が見えない道を進む感覚。本当にゴールがあるのかもわからなかった。このまま復活しないんじゃないかって思う時もあったし、仮に復活してもあの頃の4人じゃないから、それが怖くていっそこのまま復活しなくていいって思ってた日もあった。

5月10日の発表から3ヶ月と5日。2018年8月15日、わたしの中の"永遠"が、またひとつ壊れました。「こんばんは!ELLEGARDENです!」ずっと聴きたかったその言葉がマイクを通してあの広い空間に放たれて、わたしの耳に入って、この10年間が報われました。

すばるくんが脱退を発表して崩れた永遠と、ELLEGARDENが活動再開を発表して崩れた永遠。

悲しいことなのか、嬉しいことなのか、それに関係なくこの世の中には永遠なんて存在しないことを身をもって感じました。